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Germanistik, Philosophie(Kantianismus, Phänomenologie, Logik), Bioinformatik, Musik und Kunst

Faust Fragment 1790とFichteの啓示批判

イマヌエル・カントの『判断力批判』を引き継いだ議論、つまり第一批判と第二批判の橋渡しの試みを全面的に展開している、ヨハン・ゴットリープ・フィヒテの『全啓示批判試論』Veruch einer Kritik aller Offenbarung 1792 は、1793年の第二版のタイトルペー…

Fragment I

Alexander Pope: An Essey on Man (1732-34) An Essay on Man: And Other Poems - Alexander Pope - Google ブックス Barthold Heinrich Brockes: Hrn. B. H. Brockes, Lti, [...] Aus dem Englischen übersetzter Versuch vom Menschen, des Herrn Alexande…

Vermerk ∈

今日は本を四冊注文した。どれも専門書なのでとても高かった。だがこれで博論とは別に少しばかり楽しめるだろう。そしてまた新たな研究が始められるだろう(今は推進しないが)。 買ったのは 『アメリカのニーチェ』 『「世界文学」はつくられる 1827-2020』…

斑ら織の声

こんなことをしていては、こんなところにいては、こんな時には、という、知らず知らずに口をついてでる紋切り型が、自分を、心を、如何ともし難いほどに、冷えたまま強張った膝のようにしてしまう。そうであっても言葉が溢れてくるのに任せるべきであろうか…

仄暗い日々に

雨が降ったり止んだりを繰り返し、時間が過ぎていくのを数えている。一粒が可能な地平面と音域を累乗し、歪ませるほど空間は綺麗に色合いを変えていく。思い出がそこに溶け始め、みたことのない夢が若き日々を侵食し始める。気づけば夕闇に蹲る小さな家の片…

みずうみ

連なる、薄墨の山襞を、繋げられてある、珠の光が流れていく、熱に包まれ葉は影に染まり、小波をうけた貝のように唸りをあげる風を抱きこむ、小さき、卑しめられた木々はより集まり、絶えることなく、吹き返す、 人々の住う野が延びてゆく彼方へ炬火は消えて…

気持ちが切れたのか、それとも疲れ切っただけなのか、書き表すことに関心がむかなくなっていた。そのような思考回路が壊れていた。文書に直面すれば次第に朦朧とし、厭気がさし、眠っていたし、徒労感というか、虚しさに耐え難くもあった。 今回の一連の事態…

ニコライ・トゥルベツコイ『音韻論の原理』(3)

前回記事の続き。 anti-optimization.hatenadiary.jp 音韻論が構造主義的である所以は、まさしく次の規定によるだろう。 Der Begriff der Unterscheidung setzt den Begriff des Gegensatzes, der Opposition, voraus. [...] Distinktive Funktion kann dahe…

J.W. von Goethe 古典期詩二編の翻訳

Meeresstille 海の静けさ Tiefe Stille herrscht im Wasser,Ohne Regung ruht das Meer,Und bekümmert sieht der SchifferGlatte Fläche rings umher.Keine Luft von keiner Seite!Todesstille fürchterlich!In der ungeheuern WeiteReget keine Welle sich.…

Friedrich Hölderlin 晩期二篇の翻訳

Friedrich Hölderlin aus Sämtliche Werke und Briefe Bd.1. Wissenschaftliche Buchgesellschaft. 1988. Das Angenehme dieser Welt… Das Angenehme dieser Welt hab ich genossen, Die Jugendstunden sind, wie lang! wie lang! verflossen, April und Mai…

Mémoire du sommeil 7

14. April - 16. April 消してしまうか、消えてしまうか、私の鼻先の景色。町に出れば空が覗く、空いた道が伸びる、中層の雲が落とす影に響く足音はない。 なお何かが足りない。言葉がやはり足りない。何もかもが何かを言っているのに、 時に言葉が朗々と響…

ハイブリッドに対峙する:COVID-19関連論文・記事の要点(3)

前回記事までの続き anti-optimization.hatenadiary.jp anti-optimization.hatenadiary.jp 今回は動物と人間の関係から感染症に関してコメントしたジェーン・グドール氏の発言を取り上げるところから始めたい。 www.afpbb.com グドール氏は電話での質問に答…

Mémoire du sommeil 6

7. April - 13. April 2020 日々の記録をつけることの虚しさに打ち勝つことはできない。そもそも虚しさに打ち消すことなどできない。だからお前たちの吐く言葉を否定することに、私は疲れてしまった。お前たちの存在を否定する毎に、私は自ら咥えた銃で、ズ…

ハイブリッドに対峙する:COVID-19関連論文・記事の要点(2)

前回記事の続き。 anti-optimization.hatenadiary.jp 次に紹介したいのは、医療人類学者磯野真穂氏への4月2日午後に行われたインタビューの記事である。この記事ではベースラインとして管理社会へ向かう懸念と、しかしそうは言えども行動制限の対象となる人…

ハイブリッドに対峙する:COVID-19関連論文・記事の要点(1)

COVID-19に関しては、様々な分野で論文や記事が書かれ続けている。医学系、疫学系の論文を読みこなすのは困難であるが、私が十分に読むことができ、関心を持てるものをここに集約し、その要点を抜粋する。これは今後論文を書くための準備であり、基本的に私…

Cloud Pattern Ruler 2

暖かな昼の明るさが公共に供されたこの彫刻に誘き寄せたのは、啓蟄を了えた渦巻く生命だけではない。本庄まな子の心根が、その表層を、そして深層を、厚みを超えて這い寄り、僅かな隙間から侵入し、最後にはこの物自体を頑健に維持する繊維となるように伸び…

spiritus et existentia 2

1. April - 5. April 2020 これもまた一つの日記である。 ✳︎ ✳︎ ✳︎ youtu.be ✳︎ ✳︎ ✳︎ 存在しない場所とは、「場所 place」として存在しないのか、空間的に存在し得ないのか、本当のところよくわからないものである。確かに原語のtopos という語からすれば、…

ニコライ・トゥルベツコイ『音韻論の原理』1939年(2)

前回記事の続き。 anti-optimization.hatenadiary.jp 連続体として存在している音声現象をどのように分析するか、という点で音声学は音韻論による意味論的分節に負うところがあるのは確かである。Trubetzkoyは次のように述べて居る。 Der Schallstrom, den d…

Zeichnen: Das versterbende Selbstbewusstsein des Erlkönigs

Erlkönig - Johann Wolfgang von Goethe, 1782 Wer reitet so spät durch Nacht und Wind?Es ist der Vater mit seinem Kind;Er hat den Knaben wohl in dem Arm,Er fasst ihn sicher, er hält ihn warm.Mein Sohn, was birgst du so bang dein Gesicht? –Si…

ニコライ・トゥルベツコイ『音韻論の原理』1939年 (1)

使用テクスト:N.S. Trubetzkoy: Grundzüge der Phonologie. Göttingen; Vandenhoeck&Ruprecht 1977 (6. Auflage) Nikolai Sergejewitsch Trubetzkoy 1890 (Moskow) - 1938 (Wien) 民族誌と言語学を専攻した彼は、1916年サンスクリットの比較言語学的研究で…

analogy in science

どのような隠喩のもとで対象を捉えるのか、ということが科学的探究に際しても方針を与えることがある。隠喩というのは実に強力な言語上の道具であって、人間の身体運動の制御や、聴覚能力そのものにまでも影響を与える。隠喩は知覚や行為に与えられる一種の…

Landschaft für menschlichen Organe. 2

春は来るのだろうか、問いかける声は広く稜線に響いていた。けれどもCOVID-19は大きな葉を落とした広がりが残されていることを理解するようざわめいて、ぴりぴり皮膚に嫌な痕を残していく。 その身を、無意識を、晒すな、そして動かしてはならないと花冷えの…

spiritus et existentia 1

土を捏ねて形作ることは、実際に手を動かしたことのある人ならわかることだが、単に粘土の状態を整えることで鋳型による適切な成型を可能にする工程とは全く異なり、遥かに複雑であり、遥かに土の性質に詳しくなければならない。 この世界で初めて土の性質を…

Mémoire du sommeil 5

18-25. March 2020 幸せは悪あがきの終わる時にやってくる。それは所詮諦念の一つの形に過ぎない。復興期の精神の到来は、その後すぐのことだ。 それはまるで、不眠症患者の部屋に差し込む朝陽のように紅に染まっている。 ※ 幸せを、あるいは幸せだった時を…

Bei Bingen: aus La Roches Reisebeschreibung

Sophie von La Roche 1730-1807 Sophie von La Roche: Tagebuch einer Reise durch Holland und England von der Verfasserin von Rosaliens Briefen. Offenbach am Main 1788. Die Städtchen und Dörfer, welche wir noch trafen, müssen ehmas besser gest…

Cloud Pattern Ruler 1

from Ludwig Goldscheider's book about Michelagelo 本庄まな子は、好きな科目は図画工作という、ありふれた子供時代を過ごした。決して器用だったわけはなく、また画才があったわけでもない。特別に訓練を受けたわけではないから、デッサンは崩れるし、ス…

Mémoire du sommeil 4

12-17. March 2020 判決から一晩が明けた。とても語りつくせないほどの衝撃と悲しみを覚えた。彼の述べていることには、随分危機馴染みがあった。彼は計画的であり、一貫していたかもしれないが、死ぬほど考え抜いたわけではない。彼が凶行に及ばなければな…

cinema kantiana 1 Ladri di Biciclette et al.

「自転車泥棒」Ladri di Biciclette 制作: 1948年 監督: Vittorio De Sica キャスト: Lanberto Maggiorani, Enzo Staiola et al. ネオレアリスモの名作と称されるこの作品は、モノトーンの映像にローマの強い日差しがどのような映像を与えることになるかを、…

Mémoire du sommeil 3

8. March 2020 現実は、それ自体現実であったことなどない。 ⁂ 雨の日のゴルフ場の暗さ、幅の広さ、長さ、遠さ、静けさ。人々の、マスクで覆われた顔、震える膝、ねじれる腰、フォロースルーの長々とした影。ジャコメッティの作品たちが持つ、艶やかで貧しい…

Mémoire du sommeil 2

6. March 2020 小春日和はもう過ぎた。冬の最中に訪れた平和というより、もはや春の到来である。当たり前だ、もう3月の初旬だ。 南中する陽射しは低くとも、車のなかで蒸されてしまうほどであった。晴れがましいほどの空は、起床してすぐの時には予想だにし…