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Germanistik, Philosophie(Aufklärung, Phänomenologie, Logik), Biologie, Musik und Kunst

日記

そろそろ今日一日を振り返ったほうがいい時間になったので、簡単に日記を書こうと思った。今日もやはり、最近ずっとそうなのだが、よくわからないまま時間が過ぎていった。確かに文献を読んでいるのだが、何を読んでいたのかがよくわからない。どの文献を読み、どういう内容が書いてあったかを覚えていて、それを他人に伝えることもできるだろう(するつもりは特にないが)。だが、その内容が微妙に自分の表面にはりついているにすぎない感覚がある。この感覚がこのひと月ほどずっと続いていて、文献を読むということに身体がついていってない。そのせいで執筆が滞っている。

 こういう時は大抵文献摂取量が過剰になっているので、何も考えずに書かなければならない。しかし私は現在神経症的な状況なので、何を考えずに書くことができない。気持ちをやわらかにして、不安を取り除かなければならない。

 今日はSさんとTwitterでepistemologyに関してやりとりをして少し元気づけられた。とにかく気が向くことからもう一度初めて、何とかエンジンをかけていくしかない。まだまだ休息が必要だ。あまり多くの人と関わりすぎないようにしなければならない。

 今夜はドビュッシーがとても美しく感じる。夜近所の川沿いの道を歩いているような気分になる。小さく波立つ水面に穏やかな照明や月明かりが反射している様がありありと浮かぶ。その川沿いの道は、地面の形状がいい。街から外れへ抜けていく方向から見ると、右から左へカーブを描くのだが、同時に3度程度登り続けるのである。だから川は向こうからこちらへ流れてくる。川向いに時折車が流れていく。人々が時折立ち止まったり歩いたりしている。

 この何日か、夜妻とドライブに出かけている。街と山の境から外れへ走ると少しして掘削場や工場が現れ、高台に登れば空が開ける広い道がある。そこで軽くアクセルを踏み込むと、開いた窓から心地よいいい香りの風が吹き込んで来る。遠くに街灯りが見える。そしてハイビームにしてゆっくり降っていく。途中林の間を抜ける県道を神社や商店街へ向かって降りていく。そうしてまた川沿いに出る。

 川も光も止めどなく流れる。もうカエルが鳴いている。2週間前には巨大なオタマジャクシだったやつだろう。あるいは虫が鳴いている。あっという間に夏が過ぎていくのを感じさせる。

 

youtu.be

ちなみにこういう文献も読んでいた。

www.google.co.jp

プラネタリウムの歴史。